中小企業診断士になるために

中小企業診断士になろう! > 資格試験情報

資格試験情報

中小企業診断士 資格取得方法

中小企業診断士の資格を取るためには、中小企業診断協会が実施する試験に合格し、実務補習を修了するか、実務に従事するという方法と、中小企業総合事業団中小企業大学校東京校が実施する中小企業診断士養成課程を修了するという方法の2つがあります。

試験は、1次試験と2次試験から成り立っています。1次試験は、中小企業診断士として必要な知識が問われ、多肢選択式または短答式の筆記方法で行われます。2次試験では、中小企業診断士に必要な応用能力として、中小企業の診断と助言などの実務の事例を短答式か論文式の筆記で行われ、それに合格すると、口述式の試験をうけることになります。1次試験に合格し、2次試験の筆記試験に合格した人だけが受験することができます。前年度の1次試験に合格し、2次試験に落ちた人も次の年に2次試験のみを受験することができます。

中小企業診断士 実務補習または実務従事について

中小企業診断士の2次試験に合格した人は、経済産業大臣に中小企業診断士として登録を受けるために、所定の実務補習を修了するか実務に従事することが必要になります。実務補習とは、指定法人である中小企業診断協会が行う実務補習、中小企業総合事業団中小企業大学校の養成課程の中の総合実習、都道府県等中小企業支援センターが行う研修、または、これらの実務補習と同等かそれ以上の内容であると認められる実務補習を15日以上受けることになっています。実務補習は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区で行われ、5日コースを3回受けるか15日コースを1回うけるかは、自分で決めます。いずれも、最終日に 「 実務補習修了証書 」が発行されます。

中小企業診断士 合格基準と合格率

中小企業診断士の試験の合格基準は、その年によって、多少違っています。ですから、合格率にも大きな差が出ています。例えば、1次試験では、平成13年が51.3%でしたが、平成16年では15.7%でした。2次試験でも、平成13年には10.7%、平成16年は20.3%でした。このように非常にバラつきがあるようです。

中小企業診断士試験で問われる問題は、幅広い分野に渡っていますので、難易度は高いほうだと思われます。平成17年度の場合は、1次試験1000点満点中、600点以上が合格ですが、その中に1科目でも400点未満のものがあれば、不合格となります。2次試験の筆記試験では、400点満点中、240点以上が合格ですが、これも1次試験同様、1科目でも160点未満のものがあれば不合格となります。つまり、年によっての多少の差はあるものの、だいたい6割以上の得点があるかどうかが、合否の分かれ目だと思われます。

中小企業診断士 試験日

中小企業診断士の試験日程は、毎年違っていますので、試験を受ける人は、注意が必要です。平成19年度の場合では、申込書類の配布期間が5月初旬から6月初旬、受付期間が5月下旬から6月初旬、1次試験は8月の第一土曜日と日曜日、1次試験合格発表が9月第一金曜日でした。

1次試験は、1日目で朝10時から午後5時まで、2日目では、朝10時から午後3時までかかります。2次試験は、筆記試験が10月第三日曜日、朝10時から始まり、午後5時までかかり、筆記試験合格発表が12月第一金曜日、口述試験が12月第三日曜日、合格発表が12月下旬となっています。その年によって多少前後しますが、だいたい同じような日程で行われています。試験地は、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7都市です。

中小企業診断士の受験者層

中小企業診断士の試験は特に受験資格はなく、誰でも受験できます。しかし実際の合格者は、大卒の人が多く、難易度も高いといわれています。合格率も最終的には、5%程度になります。受験者のほとんどは、男性であり、女性は1割にも満たないほどです。年齢別では、30代が1番多く、次いで40代となっています。つまり、30〜40歳くらいのビジネス社会で中堅といわれる人が1番多いということになります。

また、中小企業診断士の資格取得者は、一般の民間企業に勤務している人も多く、その場合は、特に資格を生かした仕事をしているわけではなく、その知識を活用しながら働いているようです。中小企業診断士試験は、その内容がビジネスに生かせる場面が多いため、自己啓発的な目的で取得してい人も多数います。

中小企業診断士 試験内容

中小企業診断士の1次試験では、試験科目が7科目あります。その内容は、「経済学・経済政策」、「財務・会計」、「企業経営理論」、「運営管理(オペレーション・マネジメント)」、「経営法務」、「経営情報システム」、「中小企業経営・中小企業政策」になります。いずれも100点満点です。

以前は、すべての科目の総合点で合否が決まっていましたが、科目合格制が導入されたことによって、1度の試験ですべてに合格しなくても、3年以内にすべての科目に合格すれば、1次試験に合格できるようになりました。また、2次試験では、実務能力に必要な思考や応用力が問われます。2次試験の受験資格は、当年の1次試験の合格者と、前年度の1次試験合格者です。

中小企業診断士 試験免除

中小企業診断士の1次試験では、科目合格制なので、1度合格した科目は、次の試験では受験が免除されます。しかし、3年間と期間が決まっていますので、注意が必要です。3年を過ぎてしまうと、また、全部の科目を受けなおさなくてはなりません。つまり3年以内に7科目すべての科目に合格する必要があるということです。これは、以前に比べると受験者にとっては、非常に負担が減ったといえ、3年計画で1次試験合格を目指すことができるのです。2次試験は、1次試験に合格した年に不合格だったとしても、次年度に1次試験免除で2次試験のみを受けることができます。また、公認会計士、税理士、不動産鑑定士、弁護士などには科目免除が認められており、免除科目はそれぞれの資格によって異なるので、該当者は、自分で確認しておくとよいですね。

中小企業診断士 通信講座のメリット・デメリット

中小企業診断士の資格を取得するには、通信講座を受講するという方法があります。通信講座のメリットは、なんといっても時間の制約がないということです。いつでも自分のペースにあわせた学習ができます。送られてくるテキストでそれぞれの生活スタイルに添った学習ができ、電車の中などの少しの時間もカセットやCDを聞くという勉強も可能です。近くに予備校がない場合にも、全国どこに住んでいても受講できるのがよいですね。

反対にデメリットとしては、強い意志がないと途中で挫折してしまう可能性があるということです。通学講座のように決まった時間に講義に出席するということがないので、いつでも勉強できるというところに問題があります。後回しにしていたのでは、どんどん教材が溜まっていき、やる気もうせてしまいますので、なるべく、コンスタントにすすめていくことが大切です。

中小企業診断士 予備校のメリット・デメリット

中小企業診断士の勉強をするのに予備校に通う人も多いようですが、最大のメリットとしては、勉強を継続することができ、試験までのペース配分が可能だということです。毎週決まった時間、決まった曜日に通うことで、予習復習ができ、安定した学習ができます。そして、もう1つのメリットは、同じ目標をもつ仲間ができるということです。これは、資格試験を孤独に勉強するよりもはるかに精神的に助けられ、励みにもなると思います。反対にデメリットとしては、時間的な制約があるところです。特に中小企業診断士の場合は、社会人など、仕事をしながら勉強する人が多く、希望の講義がうけられないということも少なくありません。最近では、このような人のために、受講スタイルも変わりつつあるようで、時間的な制約が解消されてきています。

中小企業診断士 講座の選び方

中小企業診断士試験の1次試験では、科目合格制をとっているので、合格した科目は翌々年まで有効ですので、全科目合格を目指して最高3年までかけることができます。もちろん1年で全科目合格から2次試験まで突破を考えている人もいるでしょうから、それぞれの合格プランにあった講座を選択することが大切です。1年で合格したい人は、短い期間ですべてを学習するわけですから、講座の密度も濃く、勉強もハードなものになります。通信講座を選ぶときは、テキスト以外にどのようなものがセットになっているのかをよく調べて、自分に合う講座を選択しましょう。なかでも、模擬試験がセットされているものがおすすめです。また、予備校の場合は、コースもいろいろで、自分ひとりでは決めかねることがありますので、そんな時は、窓口に相談したり、ガイダンスに参加したりするとよいでしょう。